油断大敵と言われても…
心外だが、僕はボ〜っとしている様に見られがちです。
でも、実際は常に何か考えています。
それはそれは考えていますとも。ええ…。
考えている顔が脱力感満載なのか、常に脱力顔なのか定かではないが、よく妻に「ちょっと聞いてんの?」と言われ、我に返る事があります。
ハッとするあの感じ。大げさに言うと心臓バクバク。
そして、考え事をしながらも聞いていた内容が、我に返った瞬間に飛んでいってしまう。
良くありますよね?こんな経験。
あぁ恐ろしい…。
何が恐ろしいって、「聞いてんの?」の問いに対する回答だ。
ここを間違うと引きずるんですよ。
もうね、ズルズルのズル〜。
回答を間違えるな
僕は確かに聞いていた。
しかし、内容が飛んで頭に残っていない。
聞いていたので「うん」とでも言おうか。
だがしかし!
妻からはかなりの確率で「なんて言ったか言ってみて」と言われる。
結果、「そ、そうだねぇ…あれぇだしぃ…あれぇが…」とシドロモドロになる。
よって、聞いてない!と怒られる。。切ない…。
では、仮に「ごめん、聞いてなかった」と言うとしよう。
聞いてたという真実を伏せ、侘びの言葉を入れつつ素直な回答だ。
きっとこれが正解だろう。これしかない。
「もう、しょうがないな〜」と許してもらえるはずだ。
甘い!
甘いぞ!星の王子様カレーより甘い!
そんな回答で済むはずがない。
どっちにしろ怒られるのだ。
男とはそういう宿命の元に生まれているのだ。
理不尽極まりない!
男と女は同じ人にあらず
逆の場合を考えてみよう。
男が女に「ちょっと、聞いてる?」と聞いたとしよう。
実際、話を聞いていなかったとしても、「うん、聞いてるよ」と言われれば、男はそう思って追及などしない。
実に単純な生物、それが男だ。
回答が「ごめん、聞いてなかった」だったとしても、男がその回答で怒ることはない。
謝罪があり、素直な回答だからだ。
理不尽!あまりにも理不尽!
もはや内容が飛んでいき、聞いていたという真実を証明できない自分を棚に上げ、ただただ理不尽と憤っている。
年始早々かなりの憤りようだ。
トランス状態でアドレナリンの分泌がやばいぞこれは!
この気持ち、どう処理してやろうか?ん、ん~??
こんな事を考えていた時、「ちょっと、聞いてる?」という声が聞こえてきた。。。
あぁ気絶したい…